版権フリーと美術品

受胎告知よもやま話
よもやま話
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パブリックドメイン

 ブログを書いていると、殺風景な画面に耐えられなくなって何か画像を使いたくなるもんだ。で、困るのが著作権だとか使用許諾だとかいった諸々の権利関係でね。いや、自分でイラストなり写真なりを用意すりゃいいじゃんって話なんだけどさ。たまにあるんだよね、あの絵を使いたいんじゃ! なんて欲求が湧き出してくる時が。特に絵画がそうで、とっくの昔に作者が亡くなっていて誰が利用しても支障のないものでも、作品を収蔵している美術館なり団体なりに法的な権利があるから、ネット上の画像データだっておいそれとは利用できない。んで、何とかならんかと思いながら調べていたら、見付けたんだよ。素晴らしいサイトを。それがArtveeだ。

 

あの絵もこの絵もあるんだね

 上掲のサイトでは、加盟している美術館がパブリックドメインとして収蔵品の一部を画像データでネット上に公開している。個人的な好みで、そこから引っ張ってきたエルグレコの絵を載せてみる。

 

受胎告知

 

パブリックドメインってのは、個人使用・商用問わず誰でも利用できる画像や映像などの媒体を指すらしい。よって、当ブログでも使用できる訳だ。あらかじめ断っておくと、すぐ上の絵は大原美術館の方の《受胎告知》じゃないよ。話が脇道に逸れるんだけれど、エルグレコの頃って美術工房で絵を制作するのが普通だったから、この《受胎告知》には複数の真作がある。こういう作者と美術工房の関係、漫画で説明するとゴルゴ13の作者はさいとうたかお、製作はさいとう・プロダクションってのと同じ。脱線ついでに倉敷の大原美術館、とてもいい。昔、あそこで実物の《受胎告知》を見て感動したね。絵画好きにはお薦めだ。

 で、話を元に戻すと、Artveeには様々な作品の画像データが収録されている。ルネサンス期・バロック期・新古典派・印象派・浮世絵に動植物図鑑の挿絵と何でもあり。素材探しに閲覧するのもいいし、自分の好きな作品を鑑賞するためにアクセスするのもいい。ついでにも一つ、エルグレコ。こちらは《改悛するマグダラのマリア》だ。天を見上げる表情が、何とも言えず印象深い。キリスト教については疎いものの、絵の伝えようとするものが心にスッと入ってくる。

 

改悛するマグダラのマリア

 

このような活動をしている団体は他にもいくつかあるらしい。画像データであれ、いい絵画に触れ、それを気兼ねなく自分の創作活動に取り込めるなんて、素晴らしい話だ。良い創作物を、他人の権利を侵さない形で共有する。こういう風潮がどんどん広まることを切に望むね。

 

 

 

 

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