乱切り御免・面取り御免

乱切り試しにやってみる
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今さら乱切り

 長いこと自炊生活を送ってきたにもかかわらず、我ながら驚くほど調理法の知識に乏しい。ダイエットに興味が無ければ中年太りの体型に変化など起きないし、投資に興味が無ければNISAと積み立てNISAの区別など付かないのと同様、これまでは調理法について考えもしてこなかった。ましてや食材の切り方なぞ、我流もいいところだ。それが何の弾みか、つい先日は休日に乱切りの動画を見ていた。実は数年前にも似たような行動をしていて、その時に調べたのは面取りについてだった。煮物を作る機会の増える時期でもあるし、今日は食材の切り方について少しばかり書こう。

 最初に、どうして今日まで乱切りしなかったのかについて。理由は単純そのもので、料理が箸でつまみにくそうと思っていたから。ま、実際は切り方の問題だけじゃないんだけどね。箸の使い方が下手なんですわ、自分。下らぬ理由ながら、そういう次第で今までは、根菜類といったら輪切りか半月切り、さもなくばいちょう切りで済ませていた。ところが急に思い立ち、ラブストーリーは突然に。新しい切り方を試したくなった。で、取っつきやすそうな切り方が乱切りだったという訳だ。

 乱切りとは文字どおり「乱れた」切り方だ。材料をくるくる回しながら切る。動画を見て新たに知ったのは、大きさを整えるために「乱れた」切り方にしているのだというのと、人参や大根みたいに太さの均一でない食材は太い個所を縦切りしてから乱切りするということだ。ヘーソウナンダー。で、やり方を知ったからには、やはり試してみたくなる。ちょうど人参を買ったばかりだったので、すぐさま実行に移す。うむ、乱れた切り方だが大きさが揃わず。何で? ま、切ってしまったものは仕方ない。そのまま煮物にする。そういえば、根菜を乱切りにすると表面積が広がるので煮汁の含みは良くなるという話を聞いた覚えがある。どうなんだろう。下茹でした後、煮汁に入れて弱火で煮込む。柔らかくなったらしばらく放置。数時間後、実際に食べてみる。おお、しょっぱい。普段のノリで調味料を入れ過ぎたわ。ともあれ、煮汁の含みは以前に比べて良くなっている……かもしれない。

飾りじゃないのよ面取り

 さて、話変わって今度は面取りだ。数年前(?)の、やはり冬の時期だ。ふろふき大根を作ろうとして、忽然と思い至った。

「面取りってしたこと無くね?」

と。で、急遽面取りの意義を調べた。なになに、味が良く滲みて煮崩れしにくいだと? 嘘か誠か調べんと、見様見真似の包丁さばき。ついでに十字の切り込みを表面に入れる。柔らかくなったところで器によそい、味噌を塗っておもむろに口へ運ぶ。うん、悪くはないな。それよりも意外だったのが、箸でのつまみやすさだ。気のせいか、前のよりも力がしっかり大根にかかっている。かくして遅まきながら、面取りのスキルを手に入れた。

 面取りしようとしまいと違いの分からぬ鈍い舌だから、本当に味が良く滲みているのか今一つ理解できていない。なんせ、料理の評価基準が「旨い/食えなくはない/まずい」しかない男だからね。ただ、手間を増やすことで「料理してます」感が生じていると思えなくもない。何て言うかこう、

「この間ふろふき大根作って、それを肴に吞んでたらさぁ」

みたいにさり気なく口にする時に格好が付きそうな雰囲気があるよね。って、普通のオッサンはそんな話などせんか。まあ、気のせいにしろ何にしろ、箸で掴みやすいと思ったから、大根の煮物作りの際は今でも時々やっている。明日の夜も冷えそうだから、何ぞ大根の煮物でも作ろう。

 

 

 

 

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