市民の森へ行く

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幼い頃の記憶はどこへ

 自然に触れれば自律神経が整うらしいと聞き、いっちょ出かけてみようと思い立った。緑豊かな公園でもいいらしいんだけど、せっかくの休み、少しは遠出と洒落こもう。で、思い浮かんだのは、小学生の頃、今は亡き母に連れて行ってもらった「市民の森」だ。楽しい遊具があったなあと追憶しながら車を走らせる。

 アクセルを踏み続けて坂道を登る。ん? なんか道のりが遠いな。そんなに長く車に乗っていた覚えはないんだが、進路は正しいんだろうか。不安を抱きながらさらに進む。で、しばらくして、ようやく目的地にたどり着く。駐車場に車を停め、案内板を見ると、確かにあった。子供用の遊び場が。いやー、懐かしい。自然に触れる前に見ておくかと、ひと巡りすることにした。

 当たり前と言えば当たり前だけれど、遊具は新しくなっていた。ていうか、記憶にないものばかりだった。あれ、こんなんだったかなと心もとない気持ちになりながら歩く。確かに、母と一緒にここへ来た。それは間違いない。しかし、何がどうだったという具体的な思い出がほとんど失われている。まるで、年号だけ暗記した歴史上の出来事みたいだ。どこへ行った? 幼い頃の記憶。以前の記事で書いたトレドの街のことは、現地にいなくとも、ある程度は思い出せる。しかし、思い出深い場所に今こうして立っているのに、当時の記憶が甦ってこない。不思議すぎるぜ少年時代。

 

いい運動になりにけり

 キッズが楽しむ場所を見た後、しばらく散策した。曇り空だったのが幸いし、湿気こそあれど、そこまで過ごしにくくはない。いやほんと、ここ数日は耐え難い暑さだったからね。道の周囲には木立が生い茂っている。中でも、アカマツが目に付く。里山登山が楽しめる遊歩道もあるようだ。けれど、今日は革靴だし、パスしておこう。蝉の鳴き声がかまびすしく、時々草いきれが鼻をくすぐる。

 

アカマツ

 
路傍に咲く花を一枚撮った。草花については全く知識がないので分からんが、ツツジかな? 昨晩の雨で潤った花弁や葉が瑞々しい。

 

花

 

「市民の森」にはバーベキューを楽しめる場所とキャンプ場とが揃っている。ただ、斜面の上にあるんで、駐車場からだと少し分かりにくい。初めて来た方はまごつくだろうね。管理事務所に行ってパンフレットを貰おうとした。キャンプ場の詳細を知りたかったからだ。ところが、横山光輝『三国志』の関羽ばりに、

「そんなものはない」

と一蹴される。なんじゃそりゃ。やむなくネットで調べると、これぞ公式と言わんばかりに詳細をまとめた個人サイトに行き当たった。「市民の森」は当然ながら市の管理下にある。官民の鮮やかな対比を目の当たりにした気分だ。

 ともあれ、キャンプ場も含めて1時間半くらいブラブラした。久しぶりに接すると、自然もいいもんだ。日頃は体を動かさないんで、ただ歩くだけでいい運動になった。自律神経が整ったかどうかは知らんけど、まずまず楽しめた。これを契機に、休日はあちこち自然を満喫するのも悪くないかもしれん。

 

 

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