謎めいた安部公房

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 昨日の23時37分にグーグルからメールが届いた。アドセンスの審査に通ったとの由。確かに、今までアップした記事がほとんど認識されていなかったから、グーグルのサーチコンソールにforget・me・notとばかりにいくつかインデックス登録をリクエストした。一部の記事は文字数を増やした。しかし、抜本的な改善とは言いがたい。意外だね。ダメでしたメールを頂戴してから、

「ムキー! ふざけんなー!」

と再度申請して、ほぼ一週間でおめでとうのお便りが来るとは。かてて加えて、どのページにもアフィリエイト広告貼り付けてあるよ、俺。ネット上に流布する情報だと、広告は審査が終わるまで外しておくのが無難って話だけれど。謎が多すぎるぜグーグル。で、謎という言葉が呼び起こすのは安部公房だ。お前の思考回路、どうなってるんだという声が聞こえそうだな。されど柳に風という、ことわざどおり何喰わぬ顔でこのまま語ろうか。昭和の鬼才公房を。

常人の及ばぬ発想

 安部公房の『壁』を読んだのは中学生の時だ。唖然とした。シュールレアリズムなんて言葉はまだ知らない年齢だったけれど、訳も分からぬ展開に困惑しつつページをたぐり、読み終えてから頭の中が疑問符だらけになったのを覚えている。何じゃこりゃ、訳分からんけど面白い。それが安部公房に対する印象だった。

 安部公房の作品は、いちいち奇想天外な設定や展開が飛び出してきて、その都度ワッツ? と目を丸くするばかりだ。普通、段ボールをかぶって外に出たりしない。それから、人間の身体がどんどん繭になっていくこともあり得ない。昔、高校生に質問されて困ったもん。

「で、何なんすか、これ」

知らんわ。こっちが聞きたいくらいだ。あと、ゴキブリの卵を食うのはやめよう。コエーよ。ともかく、開いた口が塞がらないまま読み進めるしかない。そう、得体の知れない何かに突き動かされて読んじゃうんだよ。読む手が止まらない。ある意味で、荒唐無稽の数々に、絵空事とは思えない説得力が満ちている。ワケワカンネー、アリエネー話なのに、醒めた目で距離を置くこと能わず。どういう頭をしてたら、こんな小説が書けるんだ。本当に謎。

 ここから先は仮定の話だ。もし安部公房が現代に転生して小説を書いたらどうなるだろうか。サイバーパンクで超現実的な作品を書くだろうか、それともぶっ飛んだ異世界転生物を書くだろうか。いや、もしかすると不条理で破天荒な、イケメンも美少女も出てこない、サイケデリックな学園ハーレムもの? 想像するだに怖いな。

 


壁 (新潮文庫)

 


燃えつきた地図 (新潮文庫)

 


箱男 (新潮文庫)

 

 

 

 

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