式子内親王についての夢想

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激しき女流歌人

式子内親王(イラストレーター唐神様作)

 世の中にはいろんな方がいらっしゃる。インターネットのおかげで格段に便利になった世の中、すぐさま調べたいと思う事柄に、図書館や書店、あるいは美術館まで足を運ばずとも触れられるのは、誰かが必要な情報を発信しているからこそだ。和歌についてはここ。

 

とても参考になる。と同時に、これほどの情報を集めてまとめてアップなさった情熱と労力に、ただただ頭の下がる思いだ。

 もしも式子内親王公式ファンクラブが現代にあるならば、その500番目くらいには加入する資格を持つだろうとうぬぼれる身ゆえ、少しばかり彼女の話をしよう。っていうか、手元不如意で式子内親王に関する本が購入できねー憂さを晴らすために、これを書く。

 一応、式子内親王を知らない方のために簡単な解説をすると、平安時代の終わりごろから鎌倉時代の初めあたりに生きた、皇族の女性だ。お父さんはあの後白河院で、兄または弟(式子内親王は生年が定かでないらしいのでこんな表記)に『平家物語』でも名前の出る以仁王がいる。和歌の師匠(?)には藤原俊成や、その子である藤原定家が挙げられよう。当時の皇女の常として、生涯未婚で過ごし、甥の後鳥羽院が我が世の春を謳歌する時期にひっそりと亡くなった。百人一首の「玉の緒よ絶えなば絶えね」を詠んだ人。

現代的解釈で読み解く式子内親王(俺の妄想版)

 いろんな方が今までに多くの評論を書いてるから、ここでは一ファンによる小学生並みの感想、いわゆる「小並感」をだらだら述べるんだけど、そりゃもう、凄いのよ。パッションっつーんすか、内に秘めたる激情っつーんすか。中島みゆきが楽曲提供しておかしくない迫力に満ちた和歌の詠み手なんすよ。その一方で、たおやかで儚げな歌も残してる。若者に限らず、大半の人は学校での勉強くらいしか和歌に触れる機会がないと思う。けどね、これほど素晴らしい歌人の作を知らないのは、ある意味もったいない。ゆえに、勝手な解釈を加えて式子内親王の和歌を現代的に「意訳」する。

恋い恋いて そなたになびく 煙あらば 言いし契りの 果てと眺めよ
(君が好きすぎて死んじゃった。テヘペロ。もしそっちになびく火葬の煙があるなら、君が好きなせいで死んじゃうって言ってた私のこと思い出してね💖)

恋い恋いて よし見よ世にも あるべしと 言いしにあらず 君も聞くらん
(君が大大好きで、もう見ててよ、私を💖 これからも生きるなんて言った訳じゃないんだzo😠 君への恋が死因だったって、聞くことになると思うyo)

山深み 春とも知らぬ 松の戸に 絶え絶えかかる 雪の玉水
(メッチャ山奥だから春だって分からないボロい戸に、途切れ途切れ、💎みたいな雪解け水がかかる)

ちぃとばかり当方の内なる激情がほとばしり過ぎて、式子内親王がヤンデレみたいになってしまった。反省。和歌が与える印象からなのか、式子内親王は身分違いの恋心を隠したまま一生を送ったという憶測が昔から絶えないらしい。

 

提言(元ネタは俺だ宣言)

 で、ここからは夢想になるんだけれど、女性ウケする歴史物ドラマを作るとしたら、この式子内親王も含め、三人の女性を題材にした連作にすると面白いんじゃなかろうか。

讃岐典侍
式子内親王
建礼門院右京大夫


三人の女性とも、切ない恋の主人公だ。禁断の恋と忍ぶ恋、亡き恋人に捧げる慕情とバラエティー豊か。断言していい。絶対に女性にウケる。テレビ・映画関係の皆様、その際はご連絡ください。

 

 

 


式子内親王全歌新釈

 


校註式子内親王集(補訂版)

 


式子内親王 (講談社文庫)

 

  

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